語り芝居プロジェクトについて
はじめに
- 今、声優業界には様々な業界の方々が仕事にやって来ます。顔出しの役者さんを初めとして、タレントさん、ミュージシャンや芸人さん、アスリート等々……気付けば俳優としてのスキルのない方も多く演っていらっしゃいます。既にアニメや海外作品、ゲームなど多くの声の仕事は声優である必要はなくなっています。だからと言って、私は間違ってもそれを悪い事だとは思ってはいません。
声優ならではの表現
- むしろこうした中で、声優と名乗り、マイクの前で演じるための技術や感性にこだわる意義とは一体何だろうかと考えるようになりました。声優ならではのパフォーマンス、他の業界の方々が簡単には真似の出来ない表現方法があるのだろうかと……。
- その答えの1つがライブパフォーマンスとしての一人語りです。「別に声優じゃなくても一人語りを演る方は沢山いるでしょう?」と言われれば、おっしゃる通り。しかし、マイクの前と言う極めて不自由な環境で演じ続けてきた者ならではの表現方法が一人語りなら生かせるのではなかろうかと思っているのです。そこに差別化に繋がる何かがあるのではなかろうかと……。
生で語られる言葉の力を信じて
- 俗に声優は「映像に合わせてしゃべる仕事」だと思われています。それは間違いではありませんが、むしろ何もない所で、言葉の力によってお客様に映像を見て頂く事が本質ではなかろうかと強く思うようになりました。
- 想像の中に浮かんでくる「美しい青年」とか「愛らしい少女」は、その人の中にある限り完璧です。だから見てくださったお客様から「映像が見えた」とか「音が聞こえた」とか「香りを感じた」と言われる事が何よりも嬉しかったりします。
- そんな声優ならではの一人語りに対するこだわりを効果的に表現ができる形を追い求めているうちに、脚本や照明・音響にも自ら関わる必要を感じ、自分なりのスタイルを練り上げてきました。それを「語り芝居」と呼んでいます。
ぜひご来場を!
- 現在一人でも多くの方に「生で語られる言葉の力」を感じて頂く事を目標に語り芝居公演を行っています。今はそれが、声優と名乗っている唯一の理由のような気がします。
- もしも、こうした活動に興味を持って頂けましたなら、是非とも会場にお運びください。そしてその目で、耳で、肌で感じて頂きたいと思います。声優と名乗る者の表現が他の表現者と違うのか、それとも違わないのかを。
募集中!
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- 関東以外での公演を行う場合、どうしても交通費や宿泊費が多くかかってしまうため、なかなか実現に至りません。この二つをスポンサードして頂けますと全国各地で上演の可能性があがります。
公演会場情報
- 公演会場として使える場所を探しています。条件は実質的に無料で使える事と比較的静かで真っ暗に出来る事です。お心当たりがございましたらご一報ください。公演が出来るかどうかは、石野竜三が直接うかがって判断いたします。
公演のご依頼
- 下記に上演した作品を一覧にしてあります。これらの作品に限らず「この作品を上演して欲しい」などご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ・情報
- お問い合わせお問い合わせはこちらのフォームからお願いいたします。
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- アンケートこちらから各公演のアンケートにお答え頂けます。
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過去の上演作品
三遊亭圓朝「文七元結」
古典落語より「らくだ」
脚本・演出・照明・音響:石野竜三
古典落語より「井戸の茶碗」
脚本・演出・照明・音響:石野竜三
佐々木味津三「旗本退屈男」より“幽霊を買った退屈男”
脚本・演出・照明・音響:石野竜三
古典落語より「百年目」
脚本・演出:石野竜三
- 2014年3月30日/於:阿佐ケ谷・日曜音楽バー「アサガヤ ノラの物語」
古典落語より「芝浜」
脚本・演出・照明・音響:石野竜三
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ「lLe Petit Prince/あのときの王子くん」
翻訳:大久保ゆう
脚本・演出・映像効果:石野竜三
菊池寛「恩讐の彼方に」
脚本・演出・照明・音響:石野竜三
古典落語より「百川」
脚本・演出:石野竜三
- 2013年3月10日/於:銀座・日曜音楽バー「銀座のノラの物語」
三遊亭圓朝「怪談 牡丹灯籠」
古典落語より「抜け雀」
脚本・演出・照明・音響:石野竜三
- 2012年7月1日/於:銀座・日曜音楽バー「銀座のノラの物語」
- 2013年4月19日〜21日/於:鮨處 八千代・信濃町煉瓦館店
- 2013年11月1日2日/於:高知 大丸本館・壱番街劇場
A・P・ド・マンディアルグ「海の百合」
演出・照明・音響:今野裕一
脚本:石野竜三・今野裕一
- 2012年6月9日、10日、15日〜17日/於:浅草橋・ギャラリー parabolica-bis
- 2012年8月25日26日/於:名古屋・ちくさ正文館イベントホール
吉村領「神在月に舞う桜」
脚本・演出・照明・音響:石野竜三
- 2011年11月5日/於:高知県立文学館
- 2012年5月18日/於:高知県・藁工倉庫内・カフェ&レストラン「土佐バル」
- 2012年10月6日〜8日/於:鮨處 八千代・信濃町煉瓦館店